第5話
第5話 1988年(昭和63年)
この年3月、青函トンネルが開通、東京ドームがオープン。4月には瀬戸大橋開通
など大型開発事業が相次いで竣工し話題となりました。政界ではリクルート事件と
呼ばれる、戦後最大の贈収賄事件が発覚した。時の総理大臣はあのタレントDAIGOの
祖父である竹下登氏でありました。さあ、プロレス界はどこに行くのでしょうか？
＊全日＝全日本プロレス中継、新日＝ワールドプロレスリング等の各団体のテレビ
中継のタイトルを省略して表記しています。
１-1 新日 ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦 ～大阪 愛知 1987年12月
藤波＆木村vs猪木＆Dマードック 他
-2 全日 ’88新春ジャイアントシリーズ ～後楽園 1月
へニングvsタイガーマスク(AWA世界戦)、輪島vsATブッチャー 他
-3 新日 ’88新春黄金シリーズ ～後楽園 1月
高田vs小林(トップオブザスーパージュニアリーグ戦)、藤波vsマサ斉藤
他
-4 全日 ’88新春ジャイアントシリーズ ～松山 1月
天龍＆原vsATブッチャー＆TNT(PWF世界タッグ戦) 他
-5 新日 ’88新春黄金シリーズ ～熊谷 1月
鶴田＆輪島vs天龍＆原 他
猪木＆坂口vsマサ斉藤＆BVベイダー 他
２-1 全日 ’88新春ジャイアントシリーズ ～鹿児島 松山 1月
鶴田vsATブッチャー(インター戦) 他
-2 朝までスポーツ 1月 ’75オープン選手権 ～川崎
鶴田vsDFジュニア 他
-3 新日 ’88新春黄金シリーズ ～徳山 1月
藤原＆山崎vs藤波＆木村(IWGPタッグ戦) 他
-4 全日 ’88新春ジャイアントシリーズ ～松山 1月
天龍＆川田vsタイガーマスク＆谷津 他
-5 朝までスポーツ 1月 ’77世界オープンタッグ選手権 ～福岡
ザ・ファンクスvsBロビンソン＆Hホフマン 他
-6 新日 ’88新春黄金シリーズ ～岐阜 1月
長州＆マサ斉藤＆馳vsSウイリアムス＆Bソイヤー＆Oハート 他
３-1 全日 ’88新春ジャイアントシリーズ ～花巻 2月
輪島＆カブキvs天龍＆原 他
-2 新日 ’88新春黄金シリーズ ～札幌 2月
藤波＆木村vs長州＆SSマシーン(IWGPタッグ戦) 他
-3 全日 ’88新春ジャイアントシリーズ ～後楽園 2月
鶴田＆谷津vsATブッチャー＆TNT 他
-4 朝までスポーツ 2月 ’77世界オープンタッグ選手権 ～大阪
馬場＆鶴田vsザ・ファンクス 他
-5 新日 ’88新春黄金シリーズ ～大阪 2月
猪木vs長州(IWGP戦) 他
-6 全日 ’88エキサイトシリーズ ～後楽園 2月
鶴田＆谷津vsハンセン＆ゴディ 他
-7 朝までスポーツ 2月 ’78世界最強タッグ決定リーグ戦 ～大阪
鶴田＆ザ・デストロイヤーvsワイルド・アンガス＆Bロビンソン
４-1 新日 トップオブザスーパージュニアリーグ戦 総集編 2月
越中vs馳 ～札幌 他
-2 全日 ’88エキサイトシリーズ ～岡崎 2月
ハンセン＆ゴディvs鶴田＆カブキ 他
-3 朝までスポーツ 2月 ’78世界最強タッグ決定リーグ戦 ～後楽園 蔵前
-4 新日 ’88ビッグファイトシリーズ ～後楽園 2月
-5 全日 ’88エキサイトシリーズ ～秋田 3月
天龍＆原vsハンセン＆ゴディ 他
-6 新日 ’88ビッグファイトシリーズ ～長崎 3月
猪木vsビリー・ガスパー 他
５-1 全日 ’88エキサイトシリーズ ～横浜 3月
天龍vsハンセン(PWF、UN、Wタイトル戦) 他
-2 全日本女子プロレス ～川崎 3月
あばよ女子プロレス！ 涙のテンカウント
-3 新日 ’88ビッグファイトシリーズ ～愛知 3月
猪木＆Dマードックvsガスパーズ 他
-4 全日 ’88エキサイトシリーズ ～横浜 後楽園 3月
鶴田＆カブキ＆石川vs原＆川田＆冬木 他
-5 新日 ’88ビッグファイトシリーズ ～後楽園 3月
馳vs越中（IWGPJr戦) 他
マイク・タイソンvsトニー・タップス(WBA,WBC世界戦)
＊3月17日に東京ドームのオープニングセレモニーが行われ、翌18日に
巨人阪神のオープン戦がこけら落としとなり、続く21日に世界が
注目するこの一大イベントが行われた。
-7 全日 ’88チャンピオンカーニバル ～古河 3月
鶴田＆Jテンタvsブロディ＆ビッグ・ブーバー 他
６-1 朝までスポーツ 4月
Mマスカラス特集、G馬場NWA世界戦特集
-2 全日 ’88チャンピオンカーニバル ～日本武道館 4月
天龍vハンセン(UN戦)、鶴田vsブロディ(インター戦)
-3 全日 ’88チャンピオンカーニバル ～愛知 4月
ブロディvs谷津(インター戦) 他
-4 新日 ’88スーパーファイトシリーズ ～後楽園 4月
猪木＆越中vs長州＆馳 他
-5 格闘技の祭典 ～両国国技館 4月
渕vs小橋、馬場＆タイガーマスクvsATブッチャー＆Jスコーラン 他
-6 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～上田 5月
天龍＆原vs谷津＆輪島 他
７-1 ひるのプレゼント 私の好きな童謡 ゲスト：ジャイアント馬場 5月
-3 朝までスポーツ 5月 ’82サマーアクションシリーズ ～川崎
大仁田vsCゲレロ(NWAインターJR戦)、馬場vsTJシン(PWF戦) 他
-4 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～土浦 5月
鶴田＆谷津vsTJシン＆ジミー・ジャック・ファンク 他
-6 テレポート6 5月 UWFレポート スターティングオーバーUWF 密着
-7 朝までスポーツ 5月
藤波vs長州(IWGP戦) 他
８-1 朝までスポーツ 4月 ’82スーパーパワーシリーズより
Hレイスvs馬場(PWF戦)、BブロディvsJスヌーカ 他
-2 全日 ’88チャンピオンカーニバル ～宮城 4月
Bブロディvs鶴田(インター戦) 他
-3 朝までスポーツ 5月 ’85決戦ダイナマイトウォーズより
鶴田vsHレイス(インター戦) 他
-4 全日 ’88チャンピオンカーニバル ～後楽園 5月
天龍＆原vs鶴田＆輪島 他
-5 新日 ’88IWGPチャンピオンシリーズ ～大垣 5月
BVベイダーvs小林＆ヒロ斉藤(ハンディキャップマッチ) 他
-6 全日 ’88チャンピオンカーニバル ～川崎 5月
天龍＆原vsBブロディ＆トミー・リッチ(PWF世界タッグ戦) 他
９-1 新日 ’88IWGPチャンピオンシリーズ ～五泉市 6月
長州＆マサ斉藤vsガスパーズ 他
-2 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～桐生 6月
鶴田＆谷津vsザ・ロード・ウォーリアーズ 他
-3 新日 ’88IWGPチャンピオンシリーズ ～後楽園 6月
マサ斉藤＆BVベイダーvsDマードック＆アドリアン・アドニス 他
-4 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～美唄 6月
鶴田＆輪島vsTJシン＆JJファンク 他
-5 新伍のおまちどうさま ゲスト：ジャイアント馬場 6月
-6 新日 ’88IWGPチャンピオンシリーズ ～大阪 7月
藤波vs長州(IWGP戦) 他
-7 全日 ’88サマーアクションシリーズ ～後楽園 7月
ハンセンvs高野、天龍＆原vsタイガーマスク＆田上 他
１０-1 全日 ’88サマーアクションシリーズ ～吉川町 8月
鶴田＆谷津vsハンセン＆ジョニー・エース 他
-2 新日 ’88IWGPチャンピオンシリーズ ～名古屋 7月
藤波vsBVベイダー(IWGP戦) 他
-3 新日 ’88戦国シリーズ ～後楽園 9月
藤波＆越中vsBVベイダー＆ブラック・タイガー 他
-4 笑っていいとも テレフォンショッキング 前田日明 9月
-5 全日 海外遠征 ～米国 カンザスシティ 1989年2月
Dキッド＆DBスミスvsR&Rエキスプレス、ハンセン&ゴディvs
鶴田&谷津(世界タッグ戦) 他
-6 全日 ’89エキサイトシリーズ ～浜松 1989年3月
控室よりインタービュー、天龍、鶴田、谷津、過去試合アーカイブ 他
-7 わいわいスポーツ塾 ゲスト：タイガーマスク 3月
-8 スター課外授業 ゲスト：ジャイアント馬場 4月
-9 人間大好き ゲスト：ジャガー横田 4月
-10 アッコのおかしな仲間 ゲスト：ジャイアント馬場 4月
１１-1 朝までスポーツ 7月 ’84グランドチャンピオンカーニバル ～京都
ハンセン&ブロディvs原&石川 他
天龍&冬木vsカブキ&石川 他
-3 新日 サマーファイトシリーズ’88 ～後楽園 7月
藤波&坂口vsBVベイダー＆マサ斉藤 他
-4 朝までスポーツ 7月 ’84グランドチャンピオンカーニバル ～横浜
ハンセン&ブロディvs馬場＆DFジュニア
-5 新日 サマーファイトシリーズ’88 ～札幌 7月
長州v猪木 他
-6 新日 サマーファイトシリーズ’88 ～青森 7月
長州vsBVベイダー 他
-7 全日 ’88サマーアクションシリーズ ～石川 7月
天龍&原vs鶴田＆輪島 他
１２-1 新日 サマーファイトシリーズ’88 ～有明 8月
猪木vsBVベイダー 他
-2 全日 ’88サマーアクションシリーズⅡ ～千葉 9月
鶴田vsATブッチャー(インター戦) 他
-3 新日 サマーファイトシリーズ’88 スペシャル版 ～横浜 8月
過去試合アーカイブ、BVベイダーvsCBビガロ 他
-4 新日 スペシャルマンデイナイトインヨコハマ ～横浜 8月
藤波vs猪木(IWGP戦)
-5 全日 ’88サマーアクションシリーズ ～高崎 函舘 8月
鶴田＆谷津vsハンセン＆ゴディ(世界タッグ戦) 他
-6 新日 サマーファイトシリーズ’88 ～有明 大月 8月
藤波＆木村vsマサ斉藤＆BVベイダー
１３-1 朝までスポーツ Bブロディ永久保存版PartⅠ 8月
-2 全日 ’88サマーアクションシリーズⅡ ～後楽園 8月
鶴田＆輪島vsATブッチャー＆Jスヌーカ 他
-3 全日 ’88サマーアクションシリーズⅡ ～日本武道館 9月
BブロディメモリアルナイトインBUDOKAN
-4 全日 ’88サマーアクションシリーズⅡ ～日本武道館 9月
天龍＆原vs鶴田&谷津(世界タッグ戦) 他
-5 全日 ’88サマーアクションシリーズⅡ ～日本武道館 9月
BブロディメモリアルナイトインBUDOKAN
-6 鶴ちゃんのプッツン5 ゲスト：馬場、鶴田、輪島 9月
-7 新日 ’88戦国シリーズ ～津市 10月
１４-1 朝までスポーツ Bブロディ永久保存版PartⅡ 9月
-2 全日 エキサイトナイトイン後楽園 ～後楽園 10月
鶴田&谷津vs天龍&原 他
-3 全日 ’88ジャイアントシリーズ ～後楽園 10月
鶴田&カブキvsダニー・スパイビー＆ダグ・ファーナス 他
-5 全日 ’88ジャイアントシリーズ ～鹿児島 10月
-6 全日 ’89新春ジャイアントシリーズ ～福岡 1989年1月
天龍&川田vs鶴田&谷津 他
１４-1 新日 ’88戦国シリーズ ～福岡 9月
長州軍vs新日正規軍 5対5イリミネーションマッチ
-2 朝までスポーツ ’78第2次サマーアクションシリーズ ～田園コロシアム
馬場&鶴田vsマスカラス兄弟(インタータッグ戦)
-3 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～高知 5月
天龍&原vs鶴田&カブキ 他
-4 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～札幌 6月
天龍&原vs鶴田&谷津(PWF世界タッグ戦) 他
-5 新日 ’88IWGPチャンピオンシリーズ ～広島 6月
-6 全日 ’88スーパーパワーシリーズ ～日本武道館 6月
鶴田&谷津vsザ・ロード・ウォーリアーズ(PWF世界タッグ、
インタータッグWタイトル戦) 他
-7 朝までスポーツ ’74第4回チャンピオンカーニバル 6月
鶴田vs大木金太郎 他
１５-1 全日 ’88ジャイアントシリーズ ～広島 10月
鶴田vsハンセン(ヘビー級三冠統一戦、PWF世界、インター、UN) 他
-2 全日 ’88ジャイアントシリーズ ～後楽園 10月
ハンセン&DクロファットvsR&Rエキスプレス 他
-3 新日 ’88闘魂シリーズ ～東村山 10月
猪木vsCBビガロ(闘魂復活7番勝負) 他
-4 独占スポーツ情報 学生プロレスに賭ける男達の青春 11月
-5 全日 ’88ジャイアントシリーズ ～前橋 11月
鶴田&谷津vsハンセン＆Dクロファット 他
-6 全日 ’88ジャイアントシリーズ ～横浜 11月
鶴田vs天龍 他
-7 全日 ’88世界最強タッグ決定リーグ戦 ～足利 11月
TJシン＆ATブッチャーvs天龍＆川田 他
-8 新日 ’88ジャパンカップシリーズ ～福井 11月
藤波vsBソイヤー 他
１６-1 全日 ’88世界最強タッグ決定リーグ戦 ～愛知 11月
鶴田＆谷津vsハンセン＆ゴディ 他
-2 新日 ’88ジャパンカップシリーズ ～広島 12月
イリミネーションリーグ戦１(木戸＆藤原＆木村vs坂口＆マサ斉藤＆
後藤達俊)、イリミネーションリーグ戦２(猪木＆長州＆星野勘太vs
-3 全日 ’88世界最強タッグ決定リーグ戦 ～大阪 12月
ハンセン＆ゴディvsTJシン＆ATブッチャー 他
-4 全日 ’89新春ジャイアントシリーズ ～石巻 1989年1月
鶴田＆谷津vsDスパイビー＆ブライアン・アダムス 他
-5 新日 ’88ジャパンカップシリーズ ～愛知 12月
藤波vsザ・グラップラー(PNW戦) 他
-6 新日 ’88ジャパンカップシリーズ ～大阪 12月
イリミネーションリーグ戦決勝(猪木＆長州＆星野勘太vs藤波＆
-7 全日 ’88世界最強タッグ決定リーグ戦 ～日本武道館 12月
天龍＆川田vsハンセン＆ゴディ 他
1988年7月16日、 プエルトリコでレスラー兼ブッカーのホセ・ゴンザレスと口論を
起こし、ドレッシング・ルームにて腹部をナイフで刺される。刺し傷が肝臓に達し、
翌7月17日、出血多量により死亡。
この年、プロレス界最大の悲しいニュースでした。日テレも幾度となくレギュラー
放送以外にもブロディ特集を組んで放送していました。全日も追悼大会を開くなど
彼のプロレス界に残した大きな功績が認められたようでした。
全日では龍原砲が躍進し、川田、冬木の若手二人を巻き込んでパワーアップ。が、
年末の風物詩の最強タッグ開催直前に原が全日を解雇され、大困惑！天龍は急遽、
パートナーに川田を指名し何とかこのシリーズを乗り切った。鳴り物入りの輪島も
精彩を欠き空回り。カブキ先生が親身に指導していますが、なかなか身に付かず。
五輪コンビも面白みに欠け、来年の動向を予感させるものは無いような。新日も
いまだ迷走し、海賊退治やベイダー様のお力で何とか。来年のキーパーソンは、
やっぱり、天龍源一郎でしょう！
次回は1989年(昭和64年、平成元年)のビデオライブラリーからご紹介します。
気になる試合があれば、動画サイトで検索してみてください。
では、次回をお楽しみに！
